「家庭菜園のオクラに花が咲いたけど、これって食べられるの?」
「直売所で見かけた黄色い花、どうやって食べたらおいしいんだろう?」
夏になると目にするオクラの花。
きれいな見た目のわりに食べ方の情報が少なくて、迷ってしまう方も多いですよね。
この記事では次のことが分かります。
・オクラの花は食べられるのか、毒はないのか
・普通のオクラの花と「花オクラ」の違い
・下処理の方法と、生・おひたし・天ぷらなどのおすすめの食べ方
結論から言うと、オクラの花は食べられます。
根元のガクとめしべを取って軽く洗えば、生ならシャキシャキ、加熱すればトロッとした食感を楽しめます。
オクラの花は食べられる?食べ方の前に知っておきたい基本
■結論:オクラの花は食べられる
ふだん私たちが食べているオクラは、若い実(サヤ)の部分です。
普通のオクラの花も食べることはできます。
ただし、一般に「食用の花」として流通しているのは、花を食べるために栽培される花オクラ(トロロアオイ)です。
花びらはクセが少なく淡泊な味わいで、ほんのりオクラらしい風味とやさしい甘みがあります。
オクラと同じように粘りがあるので、いつものオクラが好きな方なら違和感なく食べられるでしょう。
家庭菜園の普通のオクラの花を食べる場合は、摘んだ花からは実ができなくなるため、実の収穫に影響しない範囲で楽しみましょう。
■オクラの花と「花オクラ」の違い
「オクラの花」と似た名前で、花オクラという野菜があります。
花オクラは、トロロアオイという植物の花のことで、実ではなく花を食べるために育てられています。
主な違いは次のとおりです。
| 比べるポイント | オクラの花 | 花オクラ(トロロアオイ) |
|---|---|---|
| 食べる部分 | 実も花も食べられる | 主に花を食べる(実は硬く食用に向かない) |
| 花の大きさ | 比較的小ぶり | 大輪で、オクラの花よりひと回り以上大きい |
| 見た目 | クリーム色〜黄色の花びらで中心が赤紫 | 淡いレモンイエローの花びらで中心がワインレッド |
| 手に入れ方 | 主に家庭菜園 | 直売所・道の駅・産地からの取り寄せ |
どちらもアオイ科の仲間で、食べ方や下処理はほとんど同じです。
この記事で紹介する食べ方は、オクラの花・花オクラのどちらにも使えるので、手に入ったほうで試してみてください。
■毒はある?安全に食べるための注意点
食用として栽培されたオクラの花や花オクラは食べられます。
ただし、種類が分からない花や観賞用として販売されている植物は、自己判断で食べないようにしましょう。
- 根元のガクは取る:緑のガクには細かいトゲや毛があり、口当たりが悪く手を傷つけることもある
- 観賞用の花と混同しない:園芸店の観賞用の植物や、食用を想定していない農薬が使われた花は食べない
- 体質に合わない場合は控える:初めて食べるときは少量から試し、違和感があれば食べるのをやめる
家庭菜園で育てたオクラの花を食べる場合も、野菜用として使える農薬かどうかを確認しておくと安心です。
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オクラの花の味と食感
■生・ゆで・揚げで食感が変わる
オクラの花の面白いところは、調理法によって食感ががらりと変わる点です。
| 食べ方 | 食感 | 向いている料理 |
|---|---|---|
| 生 | シャキシャキとした歯ごたえ+ほのかな粘り | サラダ・生ハム巻き |
| ゆでる | ツルッ・トロッとした強い粘り | おひたし・和え物・酢の物 |
| 揚げる | 外はサクッ、中はもっちりトロッ | 天ぷら |
初めて食べるなら、まずは生とゆでたものを食べ比べてみると、オクラの花の魅力がよく分かります。
同じ花なのに食感がまったく違うので、家族で試すと話が弾みますよ。
■旬と収穫のタイミング(一日花)
オクラの花の旬は、実と同じく夏(おおむね6〜8月ごろ)です。
オクラの花は「一日花」と呼ばれ、朝に咲いて夕方にはしぼんでしまいます。
家庭菜園で収穫するなら、花がきれいに開いている朝から昼ごろに摘むのがおすすめです。
摘んだあとは傷みが早いので、できればその日のうちに食べましょう。
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オクラの花の下処理の方法
おいしく食べるためには、調理の前の下処理が大切です。
手順はかんたんなので、慣れれば数分で終わります。
■ガクとめしべを取る
まず、花の根元にある緑色のガクをハサミで切り落とすか、手でむき取ります。
ガクには細かいトゲがあるので、素手で触るときは手を傷つけないように注意してください。
次に、花の中心にあるめしべ(花芯)を取り除きます。
花びらをやさしく広げて、中心の棒状の部分を指でつまんで抜けばOKです。
■やさしく洗って虫をチェック
オクラの花の中には、アリなどの小さな虫が入り込んでいることがよくあります。
ボウルにためた水に花をくぐらせ、軽くふるようにして洗い流しましょう。
花びらは薄くて破れやすいので、流水を強く当てたりゴシゴシこすったりするのは避けてください。
洗ったあとは、キッチンペーパーで水気をやさしく拭き取ってから調理します。
■ゆでるときは酢を少し入れる
オクラの花をゆでると、色がくすんで茶色っぽくなってしまうことがあります。
きれいな黄色を残したいときは、沸騰したお湯に少量の酢を加えてからゆでるのがコツとされています。
ゆで時間は、30秒〜1分ほどさっとくぐらせる程度で十分です。
ゆですぎると形が崩れて粘りも強くなりすぎるので、さっとゆでたらすぐ冷水にとるのがポイントです。
オクラの花のおすすめの食べ方
下処理ができたら、いよいよ調理です。
定番の食べ方を4つ紹介します。
■生でサラダ・わさび醤油
いちばん手軽なのが、生のまま食べる方法です。
花びらを手でちぎったり細切りにしたりして、グリーンサラダに加えるだけで一気に華やかになります。
刻んだ花びらにわさび醤油をかけて、ご飯にのせたりお酒のおつまみにしたりするのもおすすめです。
オリーブオイルと塩、黒こしょうをかけるだけでも、シャキシャキの食感を楽しめます。
■おひたし・和え物
さっとゆでた花を、ポン酢やだし醤油、かつお節で和えるおひたしも定番です。
加熱するとトロッとした粘りが出て、つるんとしたのどごしになります。
みょうがや大葉など、夏の香味野菜と合わせるのもよく合います。
きゅうりやわかめと一緒に酢の物にすると、さっぱりとした副菜に仕上がります。
■天ぷら
天ぷらにすると、衣のサクッとした食感と、中のもっちりトロッとした食感の違いを楽しめます。
大葉の天ぷらのように花を1枚ずつ広げ、薄めに衣をつけるのがきれいに揚げるコツです。
高温の油で短時間、さっと揚げるくらいがちょうどいいでしょう。
味付けは天つゆよりも、塩でシンプルに食べると花のやさしい風味が引き立ちます。
■手まり寿司・生ハム巻きで見た目を生かす
黄色い花びらの見た目を生かすなら、手まり寿司がおすすめです。
酢飯を小さく丸め、花びらで包むように形を整えると、おもてなしにもぴったりの一品になります。
生ハムやベーコンで花びらを巻いたり、生春巻きの具にしたりするのも、彩りがよくて人気のアレンジです。
ホームパーティーで出すと、「これ何の花?」と盛り上がるきっかけにもなりますよ。
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オクラの花の保存方法
■冷蔵保存は2〜3日が目安
オクラの花はとても傷みやすい食材です。
すぐに食べない場合は、乾燥しないよう保存袋や容器に入れて冷蔵庫へ入れましょう。
それでも日持ちはしないので、2〜3日を目安に早めに食べきるのがおすすめです。
花びらがしんなりしてきたら、生食よりも加熱する料理に回すとおいしく食べられます。
■冷凍もできる
たくさん手に入ったときは、冷凍保存もできます。
ガクとめしべを取って水気を拭き取り、密閉できる保存袋に入れて冷凍しましょう。
冷凍した花は、解凍せずに凍ったまま湯通しして、おひたしや汁物の具にするのが使いやすい方法です。
冷凍すると生のシャキシャキ感はなくなるので、加熱料理向けと考えておくとよいでしょう。
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オクラの花・花オクラの手に入れ方
オクラの花や花オクラは傷みやすいため、一般的なスーパーではほとんど見かけません。
手に入れるには、次のような方法があります。
- 家庭菜園で育てる:オクラを育てていれば、夏に咲く花をそのまま使える
- 農産物直売所・道の駅:夏の時期に、地場の珍しい野菜として並ぶことがある
- 産地の農園から取り寄せる:旬の時期に花オクラを発送している農園もある
直売所で探すときは、夏の朝どれ野菜が並ぶ午前中の早い時間にのぞいてみるのがおすすめです。
見かけたら、その日のうちに食べる分だけ買うようにしましょう。
オクラの花のよくある質問
- Q: 花を摘んだら実はならない?
- A: オクラの実は花が咲いたあとにできるので、摘んだ花からは実がなりません。
実も収穫したい場合は、すべての花を摘まずに、食べる分だけ少しずつ摘むのがおすすめです。 - Q: しぼんだ花も食べられる?
- A: しぼんだ花は、開いている花に比べて食感や見た目が落ちます。
傷んでいなければ加熱料理に使えますが、おいしく食べるなら、きれいに咲いている花を摘むのがいちばんです。 - Q: 普通のオクラの花も花オクラと同じように食べられる?
- A: はい、食べられます。
花オクラより小ぶりですが、下処理の方法や食べ方は同じで、生でも加熱してもおいしく食べられます。 - Q: 栄養はある?
- A: オクラの花も野菜の一種なので、食事の彩りを増やす食材として取り入れるのがおすすめです。
特定の健康効果を期待して食べるものではないので、ふだんの食事の一品として楽しんでください。
オクラの花の食べ方まとめ
オクラの花は、実だけでなく花も食べられる夏ならではの食材です。
花オクラ(トロロアオイ)と同じように、生でも加熱してもおいしく食べられます。
- 下処理:ガクとめしべを取り、水にくぐらせて虫をチェック
- 食べ方:生ならサラダ、ゆでるならおひたし、揚げるなら天ぷら
- ゆでるコツ:お湯に少量の酢を入れて、さっとゆでて冷水にとる
- 保存:冷蔵なら2〜3日で食べきり、多いときは冷凍
一日でしぼんでしまう花なので、見かけたら摘みたて・買いたてのうちに味わうのがいちばんです。
以上、オクラの花の食べ方についてまとめました。