天ぷらは、材料や調理の仕方によって食感が大きく異なります。
あなたはカリカリとした天ぷらがお好きですか?それとも中がジューシーなタイプがお好みですか?
もし軽やかでカリッとした天ぷらをお求めなら、米粉で作った衣を使うことをおすすめします。
ただし、米粉を使うと、天ぷらが硬くなることがあります。
この記事で、米粉の特性と、米粉を使った天ぷらの衣をよりおいしくするための秘訣をご紹介します!
米粉とは?
米粉とは、一般的な白米やもち米を微細に砕いた粉のことです。
ここで言う普通の米とは、私たちが日々食べている白米であり、あきたこまちやササニシキ、コシヒカリなどの様々な種類が含まれます。
元々は和菓子製造によく使用されていた米粉ですが、その栄養価の高さや扱いやすさから、最近ではパンや麺、ケーキなど、様々な料理にも利用されています。
米粉の使用範囲が広がることで、小麦粉の海外からの輸入量を削減し、国の経済負担を軽減することも期待されているため、非常に注目されています。
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米粉のメリット
ふんわりもちもちの食感
米粉は、水を多く吸収する特性を持っています。
この特性のおかげで、菓子作りに用いると、もちもちでしっとりとした食感を実現できます。
さらに、水分を保持する力が強いため、冷めた後でも食感が変わりにくいという長所があります。
カリッとした仕上がり
先に述べたように、米粉は水を良く吸収しますが、油をあまり吸収しない性質があります。
そのため、揚げ物に米粉を使うと、油を少なく吸い、カリッとサクサクの食感の衣が作れます。
ふるいがいらない
米粉は元からサラサラしており、小麦粉のように篩(ふるい)を通す必要がありません。
これによって料理の手間が省け、特に複雑なお菓子作りにおいては、この工程の省略が大きなメリットとなります。
自然な甘さ
米粉はお米が原料であるため、食べた時に自然な甘さが感じられます。
これは、お菓子作りにおいて砂糖を控えめにしても、十分な甘さを感じることができるため、小麦粉を使用するより健康的なスイーツ作りが可能になります。
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米粉のデメリット
膨らみにくさ
米粉を使う際の主なデメリットは、水分を多く含むために「膨らみにくい」という点です。
特にパン作りや膨らむ必要のあるお菓子において、この問題は大きいのです。
確かに、米粉を使用するともちもちとしたしっとりした食感になりますが、軽くてふわふわとした食感が求められる場合には、米粉の使用は適していないかもしれません。
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米粉を天ぷらに使う際のコツ
揚げる直前に衣を作る
米粉は小麦粉と異なりグルテンが含まれていないため、混ぜやすい特性があります。
天ぷらを揚げる直前に衣を作ると、よりサクサクとした食感になります。
卵を加えるとサクサク感が減ることがあるので、卵を使わずに「米粉100g、マヨネーズ大さじ2、水150ml」を基本として衣を作るのがおすすめです。
硬さを調整するために小麦粉とブレンドするのが◎
米粉で作った衣はカリカリとして美味しいものの、「ちょっと硬すぎかも?」と感じることがあります。
米粉のカリカリした感じが好きでない場合は、衣に小麦粉を混ぜて作るのも良いですよ。
ジューシーな揚げ物が好みなら小麦粉を多めに、カリカリとした食感を求めるなら米粉を多めにするなど、好みに応じて調整してみてください。
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米粉は用途に合わせて選ぼう
米粉を購入する際、多くの種類があることを覚えておきましょう。
よく見る「米粉」というラベルの商品もありますが、実際には特定の料理に最適なブレンドの米粉も存在します。
そのため、作る料理に適した種類の米粉を選ぶことが重要です。
パン用の米粉
パン作りに特化した米粉には、しばしば「グルテン」が添加されています。
グルテンを加えることで、米粉のみを使うよりもふくらみやすく、もちもちの食感のパンが作れます。
しかし、小麦アレルギーのある人は注意が必要です。
グルテンは小麦由来であり、このタイプの米粉を使用するとアレルギー反応を引き起こす可能性があります。
お菓子用の米粉
一般的な米粉よりも細かい粒度の米粉は、混ざりやすく、扱いやすい特性があります。
この種類の米粉はふるいにかける必要がなく、料理の手間を省くことができます。
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まとめ
今回の記事の内容をまとめます。
・天ぷらで米粉の衣が固すぎる場合は、小麦粉と混ぜてみましょう。
・目的に合った種類の米粉を選ぶと、調理がもっと楽になる!
参考になればうれしいです。