新生姜の本来の収穫時期、
つまり旬となる時期は11月ごろです。
春先に種植えされたものが、秋頃に収穫されるのが一般的。
ですが、スーパーで見かける時期とは、少しずれていることに気が付きませんか。
スーパーに並び始めるのは初夏なんです。
新生姜がスーパーに出回る時期
旬は11月頃の新生姜ですが、スーパーに並ぶのは6月から8月の夏の時期。
地域や場所によっては、10月~11月頃までスーパーで見かけることもあるようですが、少なめです。
新生姜の旬は秋から冬にかけてなのに。
どういうことかというと、夏に売られている新生姜はハウス栽培で収穫したものだからです。
また、収穫が春先になるように植える地域もあるそうですよ。
一方、ハウスなどの施設を使わず、屋外の畑で育てる露地栽培での新生姜は、4月頃に種となる根生姜を植え、11月頃に収穫します。
露地栽培とは、その野菜が本来育つ時期に合わせ、自然に近い状態で栽培する方法です。
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新生姜と生姜の違いとは?
簡単に言ってしまえば、新生姜は、できたての生姜のこと。
生姜の栽培は根生姜を種として植えますが、その根生姜の上にできる新しい根の部分のことを指します。
生姜の皮の色が明るいく色白です。茎の端っこの方がピンク色になっています。
対して茶色の皮の一般的な生姜は、新生姜を収穫後に一定期間貯蔵させたもの。
根生姜、ひね生姜と呼ばれます。
つまり新生姜とは、茶色の皮の生姜の前段階となるものなんですね。
通年スーパーで見かける値生姜と比較すると、新生姜はやわらかく、辛みがさわやかなのが特徴です。
みずみずしく繊維質があまりないので、甘酢漬けなど食感を活かした料理にするのが良いです。生姜ごはんも新生姜を使います。
根生姜は辛みがきつめでツンとした香り。
魚や肉など、臭みを抑えたい時に使われることが多いですね。
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まとめ
新生姜はハウス栽培で6月~8月にかけて収穫されたものの方が流通が多く、「新生姜の時期といえば初夏」と認識していましたが、新生姜の本来の旬の時期というのは11月頃だったんですね。
秋の新生姜もぜひ試してみてください。